労働情報サイト「労働の前提として」

労働の前提として

法律を理解した上で働くということ

日本には、憲法で規定された三つの義務があります。一つには、教育を受けさせる義務。これは自分の子供にしっかりと義務教育である小学校、中学校の過程を修了させるという親の義務です。二つには、納税の義務。国を運営していくための資金を収めることが規定されています。これがなくては、国は縮小化し、我々の生活の基板が歪むことになるでしょう。そして三つには、勤労の義務。自国を富ませ、かつ、自らの生活を健全に守るための義務です。しかし、どうでしょうか。現代の社会を見るに、この勤労は義務だけはしっかりしているのに、その権利が守られていないように思います。それというのも、労働者である人々が、労働者の権利について定めた法律を把握していないということが問題にあるのではないでしょうか。すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。これが憲法に記された勤労義務の条項です。そして続けて、資金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める。と二項にあります。こうして作られたのが、労働法。私達が勤労するにあたって、最低限のルールを定めた法律です。しかし実際には、「労働法」という名前の法律はありません。これは、労働に関して定められた幾つかの法律郡の総称です。この法律は、労働者の権利と、使用者の義務についてを明確にしたものです。会社はいったいどういったことまでなら出来るのか、何をしてはいけないのか、そういった制約を課す事によって、労働者の権利関係を守ろうというのがその目的です。今回は、そんなことを定めた法律郡労働法について、労働者、使用者、そのどちらの側面から見ても知って置かなければならない基本的な部分について紹介していきたいと思います。健全な労働はすなわち、健全な収入につながり、それがそのまま納税と教育にも繋がっていくことでしょう。労働は私達の生活の基板でありながらも、多くの人にとっては辛いものであり、対価を得るために苦しむものでもあるはずです。そんな辛さや苦しみは、果たして合法的なのか。違法に背負っていないか。それはよく考えなくてはなりません。過労死という日本語は、今や「KAROSHI」として英語化されました。SUKIYAKIやSUSHI、BANZAIなどと並んで、有名な日本語なのです。これはすなわち、過労死というのが日本に於ける特異な事象であるということに他なりません。それというのも、労働者と使用者が、拘束する法律を健全に運用していないためでしょう。そんなことにならないためにも、私達の「命」を守るためにも、ぜひ知っておいて欲しいことですから、ざっと把握してみてください。

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